長い間犬を飼っていると、病気や怪我、その他の原因などで、飼い主が手助けしてあげなければいけないことがでてきます。
歯石の取り方、薬浴の仕方など、飼い主さんが知りたい「○○の方法」を、いくつかご紹介します。
犬の歯石除去の方法は?
軽いものなら歯磨きの要領で落とすこともできるのですが、頑固なものを自宅で取ってあげようとすると、なかなか難しいのが現状です。
そんな中で、最近注目されているのが、「歯石除去用のスプレー」です。
毎日2回、口の中にスプレーしてあげるだけで、少しずつ歯石が落ちていくというものもあります。
手軽にできて価格もお手頃なので、一度試してみる価値はあるでしょう。
犬の薬浴の方法は?
愛犬の皮膚病に悩んでいる飼い主さんに、「薬浴」という方法がすすめられることがあります。
語感だけではお風呂に入れるのかな?と思ってしまうかもしれませんが、これは専用のシャンプーを使う治療法です。
汚れを落とし、毛を整えるためのものではなく、皮膚に作用する薬用シャンプーをしてあげるのです。
アトピーなど、犬の症状や状態によって、使うシャンプーは変わってきます。
事前に病院の先生と相談し、適したものを選ぶようにしましょう。
①ぬるま湯で全身を濡らす
②犬をマッサージするような感覚で丁寧にシャンプーで洗う
③薬浴のシャンプーは、皮膚になじむよう、しばらく間を置いておく
(その後、すすぐものが多い!)
犬の圧迫排尿の方法ってどうするの?
愛犬が怪我をしたり、病気などで自然に排尿できなくなってしまった時、「圧迫排尿」というやり方で、飼い主がそれを手伝うことができます。
自分の意思でおしっこができないと、膀胱はすぐにいっぱいになってしまい、膀胱炎などを引き起こします。
そのため最低でも、1日2回はやってあげて下さい。
方法は少し難しいですが、慣れればすんなりできるようになることが多いです。
①犬の下腹部を手で触りながら、膀胱の位置を探します。
※犬の身体を横から見た時、後ろ足の付け根の上辺りに膀胱はあります。
②膀胱を押さえながら、おしっこを押し流すイメージでお尻側に押し出せば、流れができてすっと排尿できます。
まとめ
今回は3つの、犬に関する作業の方法をご紹介しましたが、これらは全て、ある程度の知識が必要なことです。
初めてやる方や詳しく知りたい方は、信頼できる動物病院で、きちんと説明を受けて下さいね。