犬の夜泣きしている声を聴かれたことはありますか?とっても悲しそうな声を出します。
もともと犬はオオカミの子孫ですから、夜に遠吠えをすることがあります。
夜泣きはそれとはまた違って、なんとも物悲しい空気感を作り出すのです。
とはいっても、飼い主さんにとっては毎日毎日夜泣きが続くと大きなストレスになりますね。
朝の4時5時にクンクン泣き出して、無視しているとキャンキャン泣き叫ぶ。。
マンション住まいだと隣近所に迷惑と思われるんじゃないかと気が気ではありません。
どうにかして対処するためにも、犬の夜泣きの原因を探ってみましょう。
犬が夜泣きする原因とは?
犬が夜泣きする原因はいくつか考えられます。
- お腹が空いている
- うんち・おしっこ =散歩の場合もある
- さみしい
などです。子犬の場合はさみしくて構ってほしくて夜泣きするケースが多いです。
犬の夜泣きがうるさい?
夜泣きがはじまるとうるさくて気になるし眠れなくなってしまいます。
鳴いたらそばに行ってあげたほうがいいのでしょうか。
でも、構うとクセになるからやめたほうがいいという説もありますよね。
生後数か月の子犬を飼いはじめ場合は、母犬から引き離されて新しい環境にたった一匹で放り込まれたわけですので、不安やさみしさから夜泣きをすることがあります。
ここで一緒に寝てあげるという飼い主もいますが、この方法もまた賛否両論あります。
鳴くと来てもらえると学習してしまうと、要求鳴きがエスカレートすることもあります。
大抵、一緒に寝てやった場合でも3~4日で夜泣きがおさまるケースが多いようです。
犬の夜泣き対策とは?
犬の無駄吠えは無視するのがひとつの対処方法ですが、夜泣きにかんしても無視することが対処方法のひとつです。
そうは言っても、なかなか泣き止まないとご近所のことも気になりますよね。
そこで犬の不安やさみしさを解消するためにこんな方法を試してみてはどうでしょうか。
犬の夜泣き 子犬の原因と対策は?
子犬が家にやってきた夜から始まる夜泣き、の場合主な原因は寂しさです。
また自由にいつでも飲めていたミルクが飲めなくてお腹がすいている場合もあります。
できればケージの中に時計をタオルで包んで入れてあげましょう。
コチコチという音があることで安心する場合があります。
昼間に遊んでいたぬいぐるみなどおもちゃも一緒に入れてあげましょう。
また昼間、時間を取って飼い主さんが一緒にケージの中で遊ぶ助けをしてあげるとケージの中が安心できる楽しい場所になり、一人で寝ることを寂しがらなくなります。
犬の夜泣き 成犬の原因と対策は?
成犬の夜泣きの場合、一番多いのは発情期です。
基本的にオスには発情期はありませんが、メスは年に2回発情期があります。
近くに発情しているメスの犬がいる場合オス犬もつられて発情し夜泣きを始めます。あまりにひどい場合は「去勢手術」を考えたほうが良い場合もあります。
また、子犬と一緒に遊んだ、家に子犬がやってきた、家庭内の環境が変わった、などの理由で子犬の時と同じように夜泣きを始める場合もあります。
その時に、飼い主がかわいそうに思って何度も見に行ったりしていると、犬は夜なくと飼い主さんが来てくれる、という公式を作ってしまい、改善できなくなります。
かわいそうに思っても相手にしない、というのが一番の解決法です。
犬の夜泣き 老犬の原因と対策は?
犬も人間と同じで年を重ねると痴ほう症状が現れることがあります。
そのため昼と夜が逆になり、夜泣きを始める場合もあります。
また、犬も年齢とともに関節の痛みを感じたり、内臓の不調を感じます。
それがつらくて夜に泣く犬もいます。
また無性に飼い主さんが見えなくなると寂しくなることもあります。
老犬の場合、子犬や成犬のようにしつけを行うことに意味はありませんよね。
せめて残された時間を、できればゆっくりと穏やかな気持ちで過ごしてもらいたいと思います。
飼い主さんは大変かもしれませんができるだけ寄り添ってあげることが大切です。
できればお昼寝をしているときに何回か話しかけて起こしてあげて、昼と夜を逆に感じないようにしてあげたり、同じ空間で眠ったりするだけで改善されることもあります。
まとめ
夜泣きをする場合、たいていにおいて甘えていたり寂しかったりということが多いものです。
犬は飼い主さんと過ごす時間が大好きです。
何をしても全部許すという甘やかしは禁物ですが、飼い主さんの愛情をしっかり伝えてあげることは大切です。
犬と一緒に過ごすこの時間を大切に、犬にとっても飼い主さんにとっても快適な生活にしたいですね。