犬の吠え声は、大きくよく響き、少々威圧的に感じる人も多いでしょう。
吠え声が苦手で、吠えられるとドキッとしてしまうという飼い主さんもいるのではないでしょうか?
可愛くて飼ったはずなのに、きちんとしつけなければと思えば思うほど、こんなはずじゃなかったのに・・・と悩む日々。
しつけの本もたくさん読んだのに、何がいけないの?どうしたらいいの?
犬が吠える理由って?
理由は色々と考えられますが、どのパターンでも、
「吠える」という行為は感情表現であり、コミュニケーションの一つ
です。
大きな鳴き声だと
「怒っている」
と思ってしまいがちですが、実際には、
・嬉しい時
・甘えている時
・何かを訴えたい時
などにも犬は吠えます。
もちろん、
・何かが気に入らない
・怒っている
から吠えるということもあります。
・痛い思いをした時
には、反射的に声を上げたりもします。
人間が声を出して喋るのと同じで、感情がそのまま吠え声に現れているのです。
犬が赤ちゃんに吠えるのはどうして?
では、「赤ちゃんに対して吠える」理由は何なのでしょう?
これには様々な説がありますが、「嫉妬している」というのが一番有力です。
犬は愛情豊かな動物であり、自身も飼い主、リーダーからの愛情を求めます。
一匹一匹の性格差は別としても、基本的には、かまわれたがりの生き物なのです。
赤ちゃんが生まれた家庭では、大抵の場合、以前よりペットと触れ合う時間が減ってしまうでしょう。
自分より小さな、立場の弱そうな生き物が周りに愛情を向けられている、ということを、犬は敏感に感じ取ります。
言葉にしてみれば、「なんだよこいつ!」「お前だけずるいぞ!」という感じでしょうか。
この場合は、
赤ちゃんが来て、犬の世話がおろそかになってしまっていることが多いので、できるだけ今まで通りに接してあげるだけで、状況が改善
されることもあります。
犬が吠えるのは遊んでほしいから?
赤ちゃんのいない家庭でも、かまってほしくて犬が吠える、ということはよくあります。
遊びたくてうずうずしている時に、飼い主に向かって吠えて来るようなケースです。
こういった「要求」の吠えが時々、少しだけであれば問題ないのですが、「吠えたら飼い主さんが言う通りにしてくれる」と思わせてしまうのは危険です。
吠えたらご飯、吠えたらボール遊びなど、吠えるのをきっかけにはしないようにしましょう。
必要以上の要求吠えが癖になってしまっている場合は、無視をする
判断も大切です。
まとめ
犬たちは、何かを伝えるために「吠える」という手段を取っています。
何を思って吠えているのか、きちんと感じ取って、上手く相手をしてあげることが大切です。