飼い犬のしつけには、「噛み癖がある」「頻繁に吠えてうるさい」「散歩で言うことを聞かない」など、様々な苦労があることと思います。
頑張ってしつけに挑戦しているけど、この子、ちょっとくせ者かも……と思うようなこともあるでしょう。
自分の手に余ると感じたとき、犬の訓練所へお世話になるということが頭をよぎるかもしれません。
できるだけ自分の力で何とかしたい気持ちも分かりますが、あまりにも手に負えない場合には、プロの人たちに頼ってみるのも手です。
犬の訓練所とはどのようなところなのでしょうか。
家庭の犬も預かってもらうことが出来るのでしょうか。
犬の訓練所って厳しいところなの?
犬のしつけのプロといえば、ドッグトレーナーや、訓練士と呼ばれる人たちです。
犬のしつけにおいて一番のプロフェッショナルと言われているのが警察犬訓練所です。
いわゆる「訓練所」=「警察犬の訓練所」という認識もありますが、正確に決まっているわけではありません。
よく言われる「しつけ教室」と「訓練所」は、境界線があいまいになってきてはいますが、以下のような差があります。
しつけ教室では、飼い主が犬と一緒に通い、基礎的なしつけを学びます。
訓練所では、犬を訓練士に預け、本格的なトレーニングを行います。
その方法や内容は、教室・訓練所の方針によって変わってきますが、一概に「訓練所だから厳しい」ということはありません。
警察犬になる犬だけではなく、家庭で飼っている犬の訓練もしてもらえます。
ただし、訓練所で身についたことを家に戻ってからも継続するには、飼い主の努力も必要です。
犬の訓練所って効果はあるの?
訓練所に行ってきちんと結果が出るのか、お金を払うだけの価値があるのか、という疑問は、多くの方が持っているでしょう。
また、他人に任せてしまうのは愛が無いような気がする、と思う人もいるはずです。
ですが、いくら飼い主さんが頑張ってしつけても、その方法自体が間違っていることもあります。
一般的に勧められている方法でも、あなたの愛犬には合っていないこともあります。
効率よく、正しいしつけを行うために、訓練所は有用と言えるでしょう。
犬の訓練所は預けるの?
訓練所は、数ヶ月間犬を預かり、飼い主には時々面会に来てもらう、という形であることが多いです。
長期間会えないとなると寂しいですし、不安にもなりますが、時間をかけて、一匹一匹と向き合わなければ、なかなか変えられないこともあるのです。
どうしても離れたくない、何ヶ月も任せるほどではない……というような場合には、出張訓練を行っているところを探してみましょう。
まとめ
「人間の言うことを聞かせる」と考えてしまうと悪い印象になりがちですが、従うべきリーダーがいる環境は、犬にとっては安定感があり、心地よいものです。
良い訓練士さんには、犬はとてもなつきます。
ただし、かなりハードな訓練をしたり、行き過ぎた暴力で無理やりしつけるような、悪質な訓練所があるのも事実です。
訓練所に預ける際には、きちんと下調べや見学をして、愛犬にあったところを選びたいですね。
「出来ることなら訓練所に行かずに良い子にしたい」という飼い主さんへ↓
>> 自宅で出来るプロのしつけ方法はこれ