愛犬が突然、おしっこを失敗するようになった。
トイレトレーニングは出来ていて、今までこんなことなかったのに・・・。
そんな時に真っ先に疑われるのは「膀胱炎」です。
膀胱炎ってどんな病気?
膀胱は、尿を一時的に貯蔵する袋状の器官です。
膀胱炎は、主に尿道から細菌が入り込み、尿管を伝って膀胱に達し炎症を引き起こした場合や、膀胱内に結石が出来たことで炎症を起こす場合、ストレスによっても起こることがあります。
尿道の短い女の子や免疫力が弱い老犬がかかりやすいです。
膀胱炎の症状は?
膀胱炎にかかると、次のような症状が表れます。
- 少量のおしっこを頻回にする
- おしっこの色が濁っている
- おしっこに血が混じっている
- 排尿時に鳴く(痛がっている)
その他にも、お水をたくさん飲んでたくさんおしっこをする多飲多尿や、食欲不振などもあります。
病院に行く前に採尿を
診断の方法は尿検査で行われるため、動物病院に行く際に採尿して持っていくとスムーズです。
持参する尿は出来るだけ新鮮なものがよいため、動物病院に行く直前に採取したものがよいです。
採取方法は、愛犬が排尿姿勢をとったら清潔なトレイをそっと差し込み尿を受けます。
採取した尿は容器(お弁当用のしょう油さしや小瓶など)に移し、しっかりと密閉してください。
膀胱炎の治療・予防方法は?
膀胱炎の治療は、主に原因となっている細菌に合わせた抗生物質の投与です。
その他、血尿がひどい場合は止血剤が処方されることなどもあります。
予防としては、膀胱内に尿が長時間溜まっていると細菌繁殖の原因ともなりますので、トイレを我慢させないことも大切です。