腎不全とは腎臓機能が低下し老廃物を除去することができず毒素が血中に残ってしまう病気です。
腎不全には、徐々に進行する慢性腎不全と、何らかの中毒による急性腎不全とがあります。
腎不全の症状は?
慢性の腎不全は初期症状があらわれず気づかないうちに進行してしまうことがあります。
症状は少しずつあらわれ、多飲多尿になったり、あまり食べなくなって体重が落ちていきます。
そして嘔吐や下痢が何度も起きて尿毒症になり、重傷化した場合はけいれんを起こしたり昏睡状態になります。
急性の腎不全は、突然おしっこの量が減ったり無尿になり、ご飯を食べない、吐くといった症状が起こります。
腎臓が痛いので背中を丸めて動くことを嫌がるようになります。
腎不全になってしまったら?
残念なことに、進行した腎疾患が完治することはほとんどありません。
そのため、完治を求めるのではなく、腎臓の状態を管理していく、弱った腎臓とつきあっていくことが求められます。
早期発見するには?
腎臓は50%機能していれば症状が現れないといわれているために発見が遅れることが多いです。
少しでも「おかしいな。」と思ったり、水を多く飲む、なんだか痩せてきたな、と感じたら受診しましょう。
まとめ
腎不全の診断には血液検査と尿検査が必要となります。
高齢になってくると腎不全になる可能性は高くなりますので、いわゆるシニア期に入る7歳を過ぎたころから年に1回は健康診断として血液検査を受けることをおすすめします。
普段からできることは、どの病気にもそうですが、バランスの取れた食事を与えストレスの少ない生活を送ることです。